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 第8回 アーリー・ワークス・オブ・ニック・ロウ

 久々のニック先生のコーナーです。間隔がずいぶん開いてしまってすみません。

 広島では入荷が遅れに遅れ、ようやく昨日(4月11日)ブリンズリー・シュウォルツとキッピントン・ロッジのコンピレーションCD「HEN'S TEETH」を入手することができました。前にも書いたとおり、個人的には「THERE'S A CLOUD IN MY HEART」が一番嬉しいのです。ブートCDにも入っていたけど、ヴォーカルの音割れ(ひずみ)があるので、ずっとレコード「15 THOUGHTS OF 〜」で(キズをつけないように注意しながら)聴いていましたからね。

 キッピントン・ロッジについては、前回書きました(やっぱりノイズの少ない音を聞けるのは嬉しいですけれど)ので、今日はブリンズリーのテイクの話です。CDではM11〜M22までですね。 M11 HYPOCRITE / M12 THE VERSION / M13 I'VE CRIED LAST TEAR / M14 (IT'S GONNA BE A) BRING DOWN / M15 EVERYDAY / M16 I LIKE YOU, I DON'T LOVE YOU / M17 DAYTRIPPER / M18 SLOW DOWN / M19 I SHOULD HAVE KNOWN BETTER / M20TELL ME WHY / M21 THERE'S A CLOUD IN MY HEART / M22 I GOT THE REAL THING M11,12はTHE HITTERS,M17,18はTHE KNEES,M19,20はLIMELIGHTS,M21,22はTHE BRINSLEYSの名義です。帯では「もちろんすべて初CD化」となっていますけど、M11とM14は「ORIGINAL GOLDEN GREATS」に、M12は「PLEASE DON'T EVER CHANGE」に収録されています。

 で、注目曲ですが、やっぱりM14とM21ですね。前者は、イアン・ゴムの曲なんですが、ポップな曲を書くことについてはニック先生以上のセンスの持ち主だけあって、素晴らしい曲に仕上がっています。ニック先生の弾くベースラインも最高ですよ。後者のほうは、ニック・先生のセンスが存分に活かされた名曲です。個人的には「恋する二人」に匹敵するくらい好きな曲です。(一番好きなのは「RAINING RAINING」だけどね。)

 それと、ビートルズのカバーの4曲(厳密には「SLOW DOWN」はラリー・ウイリアムズだけど、ビートルズのカバーとしてとらえていいでしょう)ですね。M17,18,20はビートルズにかなり忠実な音作りです。(もちろん、ソロやアレンジは違いもありますけどね。(^^))M19は、ビートルズにはなかったキーボードとストリングス(もしかしたらメロトロンかも?)の音をかなり前面に出した音で、聴き応えのある演奏になっています。この曲が(「安く」(^^;)聴けるだけでも、このCDの価値があるでしょうね。

 他の曲では、いち早くレゲエを取り入れていたM11,12、モロに70年代初期のソウル風のM16、60年代を彷彿させるベースライン(僕は、こういうベースラインを聴くとすぐに「GOT TO HURRY」を思い浮かべてしまう単純なヤツなのです。(^^;)のM22あたりが印象的でした。

 ということで、(広島では)待たれに待たされたこのCDですが、待たされただけの内容のものであることは間違いないと思います。でも、ブリンズリーをはじめて聴く人がこのアルバムからというのは、オススメできませんけどね。(ビートルズを「レアリティーズ」や「アンソロジー」から聴くというのと同じような感覚だと言えば理解してもらえるでしょうか?)では、今回はこのへんで。

 < HEN'S TEETH / BRINSLEY SCHWARZ / MSI / MSIF-3578>